世界の片隅で生きています

中国語を趣味として勉強しています

【鋸山】登山初心者にオススメしたい千葉県の低名山

 

鋸山(のこぎりやま)に登ってきました

房州低名山の一つである鋸山(のこぎりやま)に登ってきました。

房州低名山とは、房日新聞社により2007年に刊行された書籍『房州低名山&温名湯』において紹介された千葉県南房総エリアの低名山です。

今回は鋸山ロープウェーには乗らず、徒歩で登頂、下山をしました。

実際に登ってみて、色々気付いたことがあったので、今後鋸山にハイキングを考えている方の参考になれば幸いです。

 

鋸山へのアクセス

鋸山は千葉県安房鋸南町と富津市の間に位置する標高329.4mの山です。

車で行く場合は、鋸山ロープウェーがある山麓駅の駐車場、もしくは浜金谷駅からほど近い金谷海浜公園の駐車場が便利です。

私達が行った日は祝日だったため、午前11時の時点で山麓駅の駐車場はすでに満車になっていて、空きを待つ車の列ができていました。

車で行かれる方は、やはり早めに到着された方がいいかもしれません。

f:id:shijiedejiaoluo:20210303041516j:plain

鋸山ロープウェーのある山麓

この2ヶ所以外にも、浜金谷駅付近に有料の小さな駐車場がありました。

しかし、大通りから入り組んだ場所にあるため、土地勘がないと非常にわかりにくいです。

 

電車を使って行く場合は、JR内房線浜金谷駅かJR内房線保田駅のどちらかで降りることになります。

どちらの駅で降りたとしても、駅から山頂までの距離はほぼ同じですし、ハイキングコースも整備されているので、お好きな方を選んで頂いていいと思います。

ちなみに私達は浜金谷駅で下車し、鋸山の山頂を目指しました。

f:id:shijiedejiaoluo:20210303041402j:plain

JR内房線浜金谷駅

浜金谷駅から山頂を目指す場合、コースは3つある

浜金谷駅方面から山頂を目指す場合、ハイキングコースは3つあります。

  1. 関東ふれあいの道コース
  2. 車力道コース
  3. 沢コース

3番の『沢』コースですが、台風後の倒木と崩落で危険な状態にあるため、現在通行禁止になっていました。(2021年2月23日現在)

1番と2番のコースはどちらも所要時間は上り約50分、下り約40分ですが、【関東ふれあいの道】コースには観月台とあじさい広場という、ちょっとした広場があります。

もう1つの違いとして、【関東ふれあいの道】コースにはお手洗いが1ヵ所ありますが、【車力道】コースにはお手洗いがありません。 

もし【車力道】コースを選ぶ場合は、事前にお手洗いを済ませておくと安心かもしれません。

 

保田駅から山頂を目指す場合、コースは2つ

保田駅から山頂を目指す場合、ハイキングコースは【遊歩道】コースと【林道金谷元名線】を通る2つのコースがあります。

【遊歩道】コースの所要時間は上り下り共に約40分ですが、【林道金谷元名線】を通るコースは約1時間弱掛かります。

 

関東ふれあいの道コース(全長8.4km)

f:id:shijiedejiaoluo:20210303041703j:plain

浜金谷駅の前にハイキングコースの看板があります。

浜金谷駅で降りた私達は、全長8.4kmの【関東ふれあいの道】コースを選びました。

午前11時に浜金谷駅を出発し、途中の観月台で小休止を挟みながら、12時半ごろ【石切場跡】に到着しました。

巨大な岩の壁面がそびえ立っていて、間近で見るとその大きさに圧倒されます。

直接陽の当たらない部分の多い石切場跡は、空気が一段と冷え込んでいて、ひんやりとした空気が流れているのが印象的でした。

もし夏に来たら、きっと良い避暑地になりそうです。 

f:id:shijiedejiaoluo:20210303041746j:plain

石切場

それから私達は急勾配の石階段を上り、13時に【東京湾を望む展望台】に到着しました。

急な石階段を登り切ると、視界が一気に開けて、眼下に広がる町並みやはるか彼方まで続く東京湾が目に飛び込んで来ます。

今までの苦労が一瞬にして報われるような感覚です。

展望台にはいくつかベンチが設置されているので、そこでコンビニで調達してきたおにぎりやサンドイッチを食べました。

この日は富士山こそ望めなかったものの、最高の景色に心身ともに癒されました。

f:id:shijiedejiaoluo:20210303041956j:plain

東京湾を望む展望台から見た館山方面の景色

ここまで来たら、山頂まではあと少しです。

山頂付近には様々な観光ポイントがありますが、今回は寄り道をせずにそのまま山頂を目指しました。

正直言うと山頂からの眺めは、【東京湾を望む展望台】ほどの感動はありませんでした。

しかし、自分の足で山頂まで登り切ったと言う精神的な満足感を得られました。

f:id:shijiedejiaoluo:20210303042123j:plain

山頂からの景色

山頂で記念写真を撮った後は、林道口を目指して下山をしました。

途中に少し開けた場所があり、そこからは鋸山ダムを望むことができます。

 

林道口からは林道金谷元名線を通り、保田駅までの4.6kmを完歩しました。

実は一番辛かったのが、この林道口から保田駅までの道のりでした。

ほぼ変化のない砂利道とコンクリートの道をただひたすら歩くのは、正直言って少し退屈に感じました。

もしまた鋸山に登る機会があるとしたら、今度は車力道コースを通って下山したいと思います。

その方が変化に富んでいて、きっと面白いだろうなぁと思いました。

 

午前11時にスタート地点の浜金谷駅を出発し、ゴールの保田駅には午後4時に到着しました。 

全長8.4kmのコースを約5時間掛けて歩き抜きました。

体はクタクタに疲れ果てましたが、逆に気持ちはとてもスッキリして、その日は朝まで気持ち良く熟睡できました。

 

初心者向けの山ではあるけど、低名山と侮ることなかれ

今回は房州低名山の一つである鋸山に登りました。

標高だけを見ると、そんなに高く感じないかもしれませんが、実際に登ってみると息が簡単に上がってしまいました。

日頃運動不足の私にとって、石階段はまさに心臓破りでしたが、その先に待っている開放感あふれる絶景に心が癒されました。

私にとっては山に登るという行為自体が、自分自身を癒すことに繋がっていると感じました。

だから、もし「最近ちょっと疲れたな。」と感じている方がいたら、家でゴロゴロするのも良いですが、思い切ってハイキングに行くのもオススメです!

心身共にリフレッシュできますよ。

登山初心者の私にとって鋸山は、無理せず登頂ができるけど、達成感も十分に感じられる癒しの山でした。

 

 

中国語でよだれ鶏を注文してみた話

最近、彼が引越しをした。

今までは駅から歩いて10分圏内、都内の学校にも1時間程度で通える交通の便がいい所に住んでいた。

でも、彼の住んでいたアパートは防音が非常によろしくないらしく、いつだかこんな嘘みたいな話を教えてくれた。

それはある日、彼が自分の部屋でくつろいでいた時に起こった。

なんと下の階からオナラの音がはっきりと聞こえてきたというのだ。

「まさか〜」とは思ったけれど、その時の彼の表情が真剣そのものだったので、おそらく嘘ではないのだろう。

私は思わず笑いそうになるのを堪えて、急いで真剣な表情を取り繕った。

 

結局彼はそのアパートに2年ほど住み、最終的に学校からは少し遠くなるけど、静かな住環境が期待できそうな郊外のアパートに引越しをした。

最近私も彼の新居にお邪魔をしたのだが、玄関に一歩足を踏み入れた瞬間に、以前のアパートよりずっといいやと思った。

1DKの間取りではあるが、一人で生活するには十分な広さの部屋で、南向きのため日当たりもいい。

部屋の中で過ごしてみると、隣人の生活音は多少聞こえるものの、そこまで気にはならない。

これで彼も悩みの種だった防音の問題からきっと解放されるだろう。

 

その日のお昼は外でご飯を食べることにした。

私達2人が一緒に食事をすると、ほとんどの場合、中華料理を食べることになる。

中華料理と言っても、日本人好みの中華料理ではなく、八角や桂皮、唐辛子などの香辛料をふんだんに使った本場の中華料理だ。

この日はたまたま入ったデパートのフードコートで、台湾料理の看板を掲げるお店を見つけた。

うん、見るからに期待できそうな佇まいだ。

そして店員さんも中国人ぽい。

まずはメニューを見ていた彼が中国語で注文を伝え始めた。

それに対して、店員さんも東北弁なまりの中国語で対応する。

どうやら彼女は中国東北部の出身のようだった。

台湾料理店だからと言って、それを作る料理人が必ずしも台湾人だという確証はどこにもない。

2人のやりとりを隣で聞いていた私は、「よし、せっかくの機会だから、私も中国語を使って注文してみよう。」と思った。

以下、中国語のやりとり。

 

私「よだれ鶏を一つ。」

店員さん「辛さはどうしますか。」

私「中辛で。」

 

ここまでは、何とか中国語で注文することができた。

こんな簡単なやりとりだけど、彼以外の中国人と中国語でコミュニケーションを取るのはやはり緊張する。

しかし安心したのも束の間、次の瞬間、店員さんは急に日本語で私に質問してきた。

 

「ポイントカードは持っていますか。次回からお待ち頂くと〜(以下省略)」

 

あぁ、やっぱりダメだったか‥‥。

あわよくば、日本人だとバレずに最後まで中国人のフリをして注文ができるかもしれないという私の淡い期待はいとも簡単に崩れ去った。

その後も店員さんは日本語で対応してくれたのだが、私はというと、どこで日本語に切り替えたらいいのか、完全にタイミングを逃してしまい、結局最後まで中国語を貫き通した。

f:id:shijiedejiaoluo:20210217183105j:plain

味は本当に申し分ない。ピーナッツが食感のアクセントになっていてgood!

今回の出来事は、中国語学習の最終目標を「中国人に間違われるぐらい自然な中国語を話せるようになること」と位置付けている私にとって、「お前の中国語はやはりまだまだなのだ」と烙印を押されたようでショックを隠しきれなかった。

 

語学を学習する上で悔しい思いをしたり、もどかしい思いをすることからは避けて通れない。

正直言うと、私はその度に心が折れそうになる。

それでも未だに中国語の勉強を継続できているのは、私が中国語に魅せられているからであり、「中国語を話せるようになりたい。」という欲求が常に私の心を掴んで離さないからではないかと思う。

ただの自己満足かもしれないが、自分を満足させられるのは自分一人しかいないのではないだろうか。

だから、自分のために自分の人生を生きたいと願いつつ、現実ではなかなか思い通りにいかないことの方が多い。

それでも、諦めずにまた忍耐強く正しい努力を積み重ねることで、いつかはきっと自分の理想としていた姿に近づけるのではないだろうか。

少なくとも私はそう信じて、自分に言い聞かせるように今この文章を書いている。 

NHKラジオのステップアップ中国語を受講してみようと思った話

去年の11月ぐらいに「やっぱりもっと本を読まなくちゃいけないな。」と思い立ってからと言うものの、本屋に立ち寄る頻度が以前に比べて格段に増えた気がする。

その頃はちょうど新しいアルバイトを始めたばかりで、慣れない仕事内容や職場環境に順応するのに悪戦苦闘していた。

そんな自分を少しでも鼓舞したくて、私は働き方について書かれた本を買って読み、1日1日をなんとかやり過ごしていた。

 

本屋に行くときは、あらかじめネットで自分の興味のある本を調べてから行くこともあれば、他の用事で出掛けたついでにフラッと立ち寄ることもある。

先日は所用で出掛けたのだけれども、ちょっとした隙間時間ができてしまったので、本屋で有意義に時間を潰すことにした。

特に欲しい本があるわけではなかったので、目的もなく店内をぶらぶらと歩きながら、何か面白そうな本はないかと探していた。

ちょうどその時、書店の一画にあったNHKの中国語テキストが目に入った。

やはり自分の興味のあるものには、無意識に目がいってしまうものなのかもしれない。

以前、中国語を習い始めたばかりの頃、テレビでやっていたNHK中国語講座を毎週楽しみに観ていたのを思い出した。

そして最近、仕事で疲れているからと、中国語の勉強を疎かにしてしまっている現状にも少し危機感を感じていた。

そこで、これを機にNHKのステップアップ中国語という講座を受けてみようと決めた。

なぜなら、講座の主旨が今の私にとってとても魅力的に思えたからだ。講座の主旨は、以下のように書かれていた。

 

この講座は、中国語のステップアップを目指す皆さんに向けて、通訳トレーニングの方法を取り入れながら、中国語の「聞き取る力」、「伝える力」を向上させることを目指しています。

 

まず、通訳式トレーニングとは一体どういったものなのか、将来通訳の仕事をしてみたいという夢をまだ諦めていない私にとって、とても興味深い。

それに、「聞き取る力」も「伝える力」も伸ばしていきたい。

 

とりあえず、テキストを買ったはいいものの、実はまだ第2課までしか受けられていない。

なので、最後まで講座を受けてみて、自分はどう感じたのか、また効果は感じられたのかなどを書けたらいいなと思っている。

決して 本棚の肥やしだけにはしないように、今回買ったテキストは最後までやり切りたいと、ここで宣言をさせて頂きたい。 

 

2020年を振り返って

今日は2020年最後の1日、大晦日だ。

自分の部屋の掃除すらまだ終わっていないけど、年を越す前にどうしても書いておきたいことがあって、今パソコンに向かっている。

今までは毎年、新年になると「今年の目標を立てなきゃいけないな。」とは思いつつ、結局具体的な目標を立てることもなく、なんとなく日々を過ごす内に年末を迎えてしまうという1年の繰り返しだった。

だけど今年はこのブログの場をお借りして、私の今年1年間を振り返りたいと思う。

もし、もう大掃除も済ませて、テレビの特番もつまらないという方がいらっしゃったら、このブログを今年最後の暇つぶしにでも読んで頂きたい。

 

まず今年2020年を語る上で、新型コロナウイルスの話題は絶対に避けることができない。

私は今年の新年を日本で過ごし、1月6日から2月16日までを中国のウルムチにある彼の実家で過ごした。

当初は1ヵ月ほどウルムチに滞在し、その後上海に戻る予定だったが、予想だにしない新型コロナウイルスの発生により、当初の計画よりも長くウルムチに滞在することになった。

彼の両親は状況が落ち着くまでウルムチの家に居ればいいと言ってくれたが、その頃は感染者が中国のみならず世界各国でも増加の様相を見せていて、このままいくといつ日本に戻れなくなるかもわからない状況だった。

その状況を鑑みて、私の留学していた大学も予定していた授業開始時期を当分の間延期にすることを発表し、また大学の学生寮は外部からの立ち入りを一切禁止とした。

 

日本に帰るにしても、その帰国の途で感染のリスクが全くないとは言い切れない。

私はこのまま彼の実家で上海に戻れる日を待った方がいいのか、それとも早い段階で日本に戻った方がいいのか、その時はコロナウイルスがいつ収束するのか見当も付かなかったので、判断を下すまでに相当迷った。

しかし最後は1ヶ月半お世話になった彼の両親に別れを告げて、ウルムチから北京を経由して日本に帰る決断をした。

f:id:shijiedejiaoluo:20201231170731j:plain

ウルムチのマンション群とシアター(通称 玉ねぎ)

日本に戻ってきてから2週間は自宅待機をし、それからは大学のオンライン授業を受けながら、短期のアルバイトを探した。 

その時の私はまだ、コロナウイルスが今年中に収束し、2020年の9月には上海に戻れるかもしれないという楽観的な希望を胸に生活をしていた。

だからこそ短期のアルバイトを探していたのだが、時期が悪いためか求人数は非常に少なく、私を採用してくれる会社にもなかなか出会えなかった。

この時の辛い心情を過去のブログで綴っているが、今となっては「そんな時期もあったな。」と過去を客観的に振り返られるようになった。

 

渦中にいる時は、この苦しみが一生続くんじゃないかと思い、絶望しかけることもあるかもしれない。

でも生きている限り、希望はある。

そう思って、今の自分にできることから一つずつ取り組んでいけば、いつかの日か必ず希望の光が差し込む瞬間に出会えるはずだ。

 

私は今アルバイトではあるけれども仕事を見つけることができ、少ないながらも毎月の収入を得られるようになった。

結局、上海に戻って留学生活を続けることは叶わなかったけど、日本にいてもやる気さえあれば中国語を習得できることもわかった。

だから私は自分の今いる場所で、自分の取り組むべき課題に毎日真剣に取り組もうと心に決めた。

そういう行動の積み重ねによって、現実が少しずつ好転していくと信じている。

 

最後に忙しい中、私のブログを見にきてくださった方々、本当にありがとうございました。

皆さまも良いお年をお迎えください。

私はやっとブログを書き終えたので、これから自分の部屋の掃除に取り掛かりたいと思います。 

私の胃袋を満たしてくれた食べ物たち【上海】

日本の生活にどっぷり浸かっている今、思うこと。

それは上海留学中に、もっと中国各地の料理を食べたり、国内旅行に出かけたりして、中国での生活を存分に享受しておけば良かったなと。

今となってはそう思うけれど、当時は毎月の生活費を安く抑えようと節約を心掛けていたし、何よりも正直外に出るのが怖かった。

寮から一歩外に出た途端、中国語という言葉の壁が私の前に立ちはだかるからだ。

臆病な私はそれが怖くて、知らない場所に一人で出歩くことはあまりなかった。

それでも時々、上海の友人の家に遊びに行かせてもらったり、同じクラスの留学生とご飯を食べに行ったりすることはあったけれども。

その他の理由として、宿題が思ったよりもボリュームがあって、またそれをこなす私の中国語のレベルが追いついていないこともあり、なかなか自由な時間を作り出すことが難しかったのも理由としてあるかも。

 

私は普段、大学の食堂や寮の周辺にある学生向けのお店で食事を済ませていた。

一食大体15元(240円)程度でおかず3品と白米が食べられるし、味もなかなか良かった。

もちろん麺類のメニューも豊富に揃っている。

f:id:shijiedejiaoluo:20201227125706j:plain

ある日の夕食。ナスの甘辛炒め、骨付き鶏肉とピーマンと枝豆の炒め物。

ちなみこのスープは無料で付いてくるけど、味がほとんどない。


お昼時や夕食時になると、食堂はたくさんの学生で溢れかえっていて、席を探すのも一苦労という状況に見舞われる。

そして非常に賑やかだった。

落ち着いてゆっくり食事ができる環境ではないが、比較的安全な食事を安価で食べられるのが大学の食堂の利点なのかもしれない。

 

 

私は朝ごはんを食べなくても平気な人間なのだが(空腹は感じる)、授業中にお腹が鳴ってしまうのを回避するために、留学中は朝食を少し食べるようにしていた。

授業がある日の朝は少し早めに寮を出て、通学途中にある屋台で肉まんと温かい豆乳を買って、誰もいない教室でゆっくりと朝ごはんを食べるのが私の日課になった。

f:id:shijiedejiaoluo:20201227125915j:plain

ある日の昼食。茶葉と醤油で煮込んだ卵と肉まん、紫芋あんのデニッシュみたいなもの。

f:id:shijiedejiaoluo:20201227205701j:plain

紫芋あんのデニッシュの中身はこんな感じ。外はサクサク、中はしっとり。

程よい甘さで飽きが来ない。


私が毎朝決まって買いに訪れていた屋台の店主はとても感じが良くて(中国ではなかなか珍しい)、決して飾っ気があるとは言えない装いだったけど、色白の肌が印象的な綺麗な人だった。

聞くところによると、その女性は安徽省出身で、ご主人と一緒にお店を営んでいるようだった。

以前、安徽省の人は商売に長けている人が多いと聞いたことがあるような気がする。

時々フォルダの中の写真を見返しながら、「今もきっと毎日、学生の胃袋を支え続けているのだろうな。」とぼんやり思いを巡らせたりもする。

 

今となっては日本の生活にどっぷりと浸かり、毎日時間に追われている内に1日が過ぎ去って行く。

ふとした瞬間に「去年の今頃は‥‥。」と当時を振り返って、また中国に戻りたいと思うことが度々ある。

それがただの現実逃避から来るものなのかもしれないという憶測は捨て切れないが、私にとって中国はやはり縁のある国なのだと思わざるを得ない。